繋がっている奇跡と孤独

2010年
油絵
194×130cm

二度と戻ってくることのない、その時その時の「時間」に、強烈に感じた『感動』を一枚の絵に描いた。
これは2009年3月の『感動』
楽しい嬉しい苦しい悲しい寂しい怒り･･･
これらの『感動』の連続が一つの人生。
将来、これらの絵を並べて、自分の人生がどんなものであったか、自分で描いた絵を通して見てみたい。
どんな『感動』をするのかな？？
この『感動』シリーズ、これからもどんどん描いて行きたい。
2010年の絵は一体どんな絵が生まれるのかな
楽しみです。
今の時代のアートの世界がまったく分からずに、強く求めるようにニューヨークに行きました。
そこで沢山のモノを見て人に会って、今までとは違う感覚のモノが沢山自然に心に入って来ました。
沢山の人々が創った沢山のモノを通じて、地球という生命体を感じ、宇宙の果てしない壮大さを感じ、命は繋がっていることを感じ、100年はささやかだけど濃厚である事を感じ、だからこそ繋げて行きたいと思い、それが「生きる」ことであることを感じ。
2009年3月の私
「何か」を探しまくりました。
知らない」ことばかりなので「知りたい」と思ったのです。
私たちの生きている「今」という時間も、その「前」の時間も、未来である「後」の時間も　存在していることが『奇跡』だと感じずにはいられないのです。

ああ、いったい誰が
この人の人生をこんなに
楽しいものにしたのだろうか

2009年
油絵
162.1×130.3cm